本物の学力ってなんだろう?『まずは親が知ろう 小学生の勉強体験会』
▼先日のこと。

有休を頂いて、
岐阜のRARUKAさん主催のどんぐり茶話会、
『本物の学力ってなんだろう? まずは親が知ろう 小学生の勉強体験会』
に参加してきました。(*^_^*)

まずは、子供が実際やってる宿題について。
実際に4年生の使う計算ドリル&漢字ドリルを、
制限時間を計って、よーいどん!
実際にやって見ると分かりますが、
黙々とドリルの問題を解くことは、
『学習』ではなく『作業』です。
やってるうちに感情が削られ、頭がボーッとしてきます。
『しんどかったー』という負の感情と、
与えられた作業をやりきった達成感はあるものの、
頭を使って考えてはいないことが多いです。
そして時間を決められてると尚更、
自分を機械化して、
只々『ノルマを達成する』ことだけが目的になりがち 。
基本的な計算力は大切だと思うけれど、
低学年の多感な年頃に、
単純作業をひたすら繰り返すこの学習方法で、
子供の学力って本当に上がるのかしら?

次に、
みんなでどんぐり問題をやってみます。
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ボールのコロコロとゴロゴロは100cm競争で、
今日のお掃除当番を決める事にしました。
コロコロは10分で20cm、ゴロゴロは15分で25cm進みます。
どちらが何分早くゴールできるでしょう。
++++++++++++++++++++++++++
どんぐり問題なので、絵を描いて考えます。
問題は1回読んでもらっただけで、基本的に再読なし。
みなさん、それぞれが試行錯誤しながら、
自分なりの絵を描いて、答えを導き出しました。
出た答えは一緒だけど、
当然ながら、描いた絵にはそれぞれの個性と、
答えを導き出すための、思考の過程が表れます。
絵が描ける = わかる、理解できる
その絵を動かす = 考える
『考える力』 とはどういうことなのかを、
実際に体験してみます。
誰かのアドバイスや真似っこ、有形無形のヒントから脱却し、
自分なりのオリジナリティでもって、
答えまでの行程を楽しむ。
その試行錯誤の連続の中でこそ、
真の 『考える力』 が作られるというのですね。
実は、tomも以前に、
今回大人が解いたどんぐり問題の類題に、
チャレンジしたことがあります。

ノーヒントの7歳4ヶ月。
地道な作戦を取ることにしたようです。
コロコロは緑、ゴロゴロは紫と色分けをしたのは、彼なりの工夫♡
まだ掛け算の概念が無いので、
スタートの0から100までの数字を書いて、
本人なりにカウントしながら書き込んでいってたのですが、
途中で数え間違いをしちゃって、不正解。

またしても類題。
これは先日、7歳7か月の時のもの。
この時も、一生懸命100まで描こうとして、やっぱり途中で混乱。
それを何度か繰り返してるうちに、
20+20+20+・・・
25+25+25+・・・
あ!
そっか!!
・・・となって、
答えが出たようです(笑)。
他人に教えられたやり方や考え方は、
tomは、本当にびっくりするほど、綺麗さっぱり忘れてしまいます。
自分なりの感情(発見や驚きや喜びetc) があってはじめて、
その思考が自分の中に、
しっかりと根付いていくように思えるのです。
計算力と思考力。
どちらが正で、どちらが悪というものでも、
どちらが要で、どちらが不要というものでもありません。
つまりはバランス。
我が子を見て、
我が子を取り巻く状況を見て、
取捨選択していくことこそが、
家庭学習のキモではないかと思うのです。
学校と、
子供の思いと、
いかに折り合いをつけていくか。
その調整役として、
母の果たす役目は、とても重要。
自分の気持ちだけで暴走したり、
逆に諦めたり放任することなく、
子供を見て、守っていくことこそ、母の役目。
責任重大だー(笑)。

折しもこの日は、tomの学校の遠足日。
茶話会の主催者様からは、
良かったらお弁当持参で・・・とおっしゃっていただいていたので、
私も、息子とお揃いのお弁当を持参しました♪
小学校が目指す姿と宿題の現実、
みなさんのお子さんの現状や気になることなどを、
お弁当を囲みながら、話は尽きず
あっという間に、子供たちの帰宅の時間。

ご一緒させていただいたみなさん、
たくさんの気付きを、ありがとうございました。
(お久しぶりのIさんとも嬉しい再会♪ありがとう!)
機会があれば、
またぜひ
色々お話しできたら嬉しいです。
+ + + + + + + + + + + +
我が家の家庭学習に、
どんぐり倶楽部を取り入れたのが、去年の12月。
あと数ヶ月で1年となるのですが、
息子の様子や要望を取り入れつつ、試行錯誤の連続です。
理想の取り組み方はあれども、
我が子に合わせてカスタマイズするのは、当たり前。
枠や型に囚われすぎず、
目の前の子供の様子を見ながら、
工夫できるのも、お母さんだからこそ♪
これからもマイペースに
息子と頑張っていきま~す。(^^)v
この場を借りて、
こっそり決意表明です(笑)。
↓

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いちさんへ
わーい!ありがとうございます。いちさんのコメントに、私自身がすごく力づけられてます!
私も、tomの宿題や学習内容をノートなどでパラパラ見ていると、
思考力だけっと断言することにも、我が子の場合は少し危険かなと感じています。
基本形はありつつも、我が子に合わせられるのは親だからこそというお話は茶話会でも出て、
とっても共感して帰ってきました。
誰かの言葉に、権威に、常識に囚われて、目の前の子供から目を背けることは良くないな・・・と。
どんどん自我の育つ子供の気持ちを置いてけぼりにしては、
せっかくの良い学習も、却って害になってしまうこともあるのではないかな・・・と。
私自身も迷いつつ、突っ走って反省しつつ・・・ですが、
でも、頑張ります♪
いちさんのエールが、すごく嬉しかったです。(^^)v
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